ビットコインのローカルな取引所にて、
ビットコイン価格が一時7200ドルをつけました。
ハイパーインフレを引き起こしたジンバブエ
ジンバブエでは政府が大量に紙幣を発行したことにより、
ハイパーインフレが引き起こされました。
ハイパーインフレとは、つまり
自国通貨に価値がないような状態
ということです。
日本で例えるなら、
コンビニのコーヒーが1杯10万円だったり、
タクシーに乗るのが50万円もしたり、、、
といった感じです。
それって1円の価値が著しく小さくなっている状態ですが、
そんな状態がジンバブエで起きてしまったんですね。
そのため、ジンバブエでは日本と違い、
自国通貨への信用(=価値)がありません。
国に縛られない通貨が必要!!→ビットコインだ!!
自国通貨で何度も痛い目を見てきた国民たちにとって、
ビットコインは自国通貨とは比べ物にならないほどの価値を有しています。
おまけに、ジンバブエを始めとしたアフリカ地域では、
銀行口座を持っていない(=持てない)人もたくさんいます。
それに対して、アフリカ地域ではスマホの普及率は年々上昇しているため
スマートフォンがあれば扱うことができるビットコインは
アフリカ地域の人からしたら、願ったり叶ったりのお金なのです。
ビットコインの価格が急騰
そんな莫大な需要があるアフリカ地域ですが、
ローカル取引所にてビットコインの価格が7200ドルをつけたそうです。
現在、私たちが扱っているビットコインの価格は約50万円なので、
相当な価格差がありますよね。
※11/5追記
ビットコイン価格が急騰して日本では1BTC=80万円を超えていますが、
ジンバブエでは1BTCが12500ドル(約140万円)を超えています。
「え、だったら俺たちのビットコインをアフリカで売れば儲かるじゃん!!」
アービトラージはできるの??
この話しを聞いて誰しもが想うであろうことが
アービトラージです。
つまり、日本の取引所でビットコインを買って、
それをローカル取引所で売却すればめっちゃ儲かるじゃん
ということですね。
しかし、これは実際に難しいでしょう。
なぜなら、そんなことが可能であったなら、
ビットコイン価格が7200ドルなどという金額になるわけがないのです。
とっくにそれを思いついた人がやっているはずです。
にも関わらず、そうなっていないのは、
それが不可能であるということを物語っているんですね。
まとめ
ものすごい値段を付けているアフリカ地域のビットコイン事情ですが、
やはり大きな需要があるのは誰しもが認めるところでしょう。
今後、ビットコインや暗号通貨市場の発展には、
アフリカ地域の影響も大きく出て来るかもしれませんね。