日本の取引所、コインチェックでも扱われている仮想通貨、Factom(ファクトム)」について、解説していきます。

ファクトムってどんな仮想通貨?
ファクトムは2014年にプロジェクトが開始され、翌年2015年にICOが行われてお披露目になった仮想通貨です。
アメリカ生まれの仮想通貨で、テキサス州オースティンを拠点にしています。
Factomという仮想通貨があるように思われている方も多いかもしれませんが、
実はFactom(ファクトム)という名称は通貨の名前ではなく、
プラットフォームの名前になっています。
ファクトムと呼ばれるプラットフォーム上で
Factoid(ファクトイド)という通貨が機能しています。
コインチェックでも表記されている「FCT」というシンボルが
Factoidというわけですね。
なので、正確には
「ファクトムを買ったぞ〜!!」
ではなく、
「ファクトイド買ったぞ〜!!」
という表現になります。

ファクトムの機能・特徴
そんなファクトムですが、様々な文書などのデータを記録・管理するためのプラットフォームになっています。
そして、データの格納先にはビットコインのブロックチェーンを利用しています。
ブロックチェーンといえば、データの改ざんができないということが
特徴としてありますよね。
過去の取引データ(=トランザクション)を改ざんすることは原則不可能とされており、
データを厳密に管理するのに適しているとも言えます。
つまり、ブロックチェーンに文書や様々なデータを記録すれば、
誰かに改ざんされることもなく、安全に保管することができるというわけです。
通常、国や政府、企業のデータ管理となると、文書としての保管が一般的です。
長年の記録を文書で記録しておかなければならないとなると、
その保管や管理にかかるコストというのは膨大になります。
ブロックチェーンに記録して保管しておけば、
安全かつ大幅にコストを削減して保管することができるんですね。
ここがファクトムの最大のメリットです。
最近ではコンピューターが発達したので、
PCなどを利用してデータ管理をすることはできましたが、
通常のコンピューターを利用したデータ管理だと改ざんや紛失のリスクがありました。
文書として保管する必要がないことに加え、
改ざん不可という特徴は、データを保存する上で非常にメリットが出てきます。
ファクトムハーモニーと呼ばれるプロジェクト
ファクトムの中でも注目されているのが、
ファクトムハーモニーというプロジェクトです。

ファクトムハーモニーはアメリカの住宅ローンを対象としているプロジェクトで
アメリカ国内の住宅ローンに向けた機能です。
不動産業界というのは、ご存知のように仲介業者などの第三者がいますよね。
第三者を介して手続きや取引が行われますが、
どうしても手続きが煩雑になったり不正の可能性、コストがかかってきます。
そこで、ファクトムハーモニーを利用することで第三者機関は
これらの手続きを簡略化し、不正もできなくて誰でも閲覧できる透明性のある状態で取引を行うことを実現します。
他にも、dLocと呼ばれる各証明書や医療データなどを認証・追跡できるような機能もあったりします。

ファクトムの価格やチャート
それでは、ファクトム(FCT)のチャートを見てみましょう。
2017年の6月に最高値をマークして、そこからズルズルと落ちてしまったことがわかりますね。
直近では対BTCレートでかなり下がっていますが、
これはビットコインが強すぎるというのも要因として挙げられます。
しかし、ファクトムの実力を考えるとかなり割安とも言えますので、
下がっている今のうちに買ってみるのも手かもしれませんね。
※こちらはリアルタイムの時価総額や価格です。
ファクトムはどこで購入できるの?
ファクトム(FCT)は日本国内の取引所であれば コインチェックで
購入することができます。
海外取引所でもいくつか扱われており、
有名どころであるBittrexやPoloniexなどでも購入可能です。
まとめ
ファクトムは実用していくに当たって、
文書などの管理というブロックチェーンと相性のいい機能を持っているので、
今後需要が高まり値上がりしていく可能性も十分にあると思います。
コインチェック銘柄は有望なものが揃っていますが、
ファクトムも期待したいですね!!