野口先生の特別講義に参加してみました〜仮想通貨とICOのお話し〜

仮想通貨 ICO




 

9月29日(金)、早稲田大学にて野口悠紀雄先生の

特別講義がありました。
 

ツイッターを徘徊していたら、偶然見つけたんですよね。
 


 

「え、野口先生の特別講義とか、行くしかないっしょ」

と思い、身内にも早速連絡。
 

野口先生の講義だし、しかも定期的にやっているらしい。
 

知らなかった!!!!
 

おまけに参加費も無料。
 

「え、いいんですか??」

って感じです。
 

 

野口悠紀雄先生とは??

 
僕も語れるほどよく存じ上げているわけではないのですが、
簡単にご紹介だけしておきますね。
 

野口 悠紀雄(のぐち ゆきお、1940年12月20日 – )は、日本の元官僚、経済学者[1]。専攻は、日本経済論、ファイナンス理論[1]。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授を経て、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授[1]。
行政法学者の野口貴公美一橋大学教授は実子[2]。

(出典:)

経歴はこんな感じ(めっちゃ凄い)ですが、

日本の学識者の方の中でも

特に仮想通貨(=暗号通貨)の分野に対して非常に明るい方です。
 

また、こちらの著書も非常に有名です。
 

ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現

 
暗号通貨市場を学ぶ上では必読の1冊と言えますので、

まだ読んでいない方はぜひお手にとってみてください。
 

業界では有名な野口先生ですから、当然僕も以前から存じ上げていました。
 

そして、そんな素敵な先生の講義を聞くことができるということで、

これはもう行くしかないんですよ、はい。笑

 

というわけで、参加してきたので

その内容について簡単にまとめてみたいと思います。
 

 

ICOが今回のテーマ

 
さて、そんな野口先生の特別講義ですが、

今回のテーマはICOです。
 
ICO 仮想通貨

 
ICOは皆さんご存知のように、

Initial coin offering

の略で、株式でいうIPOの暗号通貨・トークンバージョンといった感じです。
 

様々なICOが日々の話題になっていますよね。
 

COMSAもそうですし、こちらで紹介したデータム(DATUM)もそうです。
 

データム(DATUM)ネットワークとは?〜これからICO、上場していく?〜

2017.09.24

ICOは非常に優れた資金調達の手法である一方で、

詐欺的なものも横行してしまい、問題視されていますよね。
 
 
そんな巷を賑わせているICOが今回のテーマです。
 

今までの資金調達の概念を変えたICO

 
 
これまでの資金調達といえば、一般的には先にも書いたIPOが主流でした。
 

スタートアップ企業の当たり前の流れだったんですね。
 

それが、ICOという手法が誕生してから、

ここ数ヶ月で一気にICOを行う企業が急激に増加しました。
 

特に、ブロックチェーン関連の企業の資金調達は

IPOよりもICOの方が多くなったと野口先生はおっしゃっていました。
 

ちなみに、これまでのICOで調達できた総額は

12.5億円

だそうです。
 

すげー。

 
 

IPOの注意点って??

 
まずはこれまでの主流であったIPOの概念について触れられていました。
 

金融の知識が必要

IPOもいくつか注意点がありますが、

まず1つ目に、金融の知識が必要であるということです。
 

IPOは売り出す際に、価格・数量・条件を決めるために金融の知識が必要不可欠になるんです。
 

手数料を考える

また、IPOの手数料というのは馬鹿にならないものがあります。
 

IPOを支援する際、その手数料というものは

証券会社や投資銀行にとっての大きな収入源になります。

それはつまり、手数料も大きいということを意味していますね。
 
 
そのため、ICOが流行すると証券会社や投資銀行は手数料収益が減ってしまうので、

これは見過ごせる問題ではありません。
 

 

なぜIPOではなく、ICOが選ばれるのか??

 
それでは、なぜここまでICOが加熱しているのでしょうか??
 
ここまで話題になっているということは、

それだけ多くの企業がICOを実施しているということです。
 

何故なのか?? 

 

理由を列挙されていましたので、まとめます。
 

  • 手数料が安くなる
    ICOはネット経由で販売することができ、仲介者も必要ありません。
    それはコスト削減に大きく貢献します。
    ざっくり言うと、コストは10分の1程度になるそうです。
     

  • 投資したい人も気軽に購入することができる
    IPOだと証券会社を通さないといけなかったり、
    情報も届きにくかったりします。
    しかしICOであれば、誰でも直接、どこからでも参加することができるので、
    ハードルがぐんと下がります。
     

    これらは

    IPOを民主化している

    と野口先生はおっしゃっています。
     

     

    なぜICOは問題になったのか??

     
    こんなに素敵なものを持っているICOですが、

    何が問題視されているのでしょうか??
     

    まず、ICO流れを確認すると、

    ホワイトペーパー

    ICO

    取引所に上場する

    という感じになります。
     

    ICOの時点ではすでにお金を投じていますので、

    判断する重要な材料として

    ホワイトペーパーで判断しなければならな

    んですね。
     

     
    がしかし、

    ホワイトペーパーを読んでも判断できない

    というのが正直なところなのです。
      
    ICO 仮想通貨
     

    これは素人は当然ですが、

    専門家でさえ正確な判断はできないのです。

     
    ホワイトペーパーだけで事業を評価することは非常に困難なのです。
     

    IOTAを例に考えると

     
    IOTAという一躍人気者に躍り出たアルトコインがありますね。
     

     
    このIOTAは、量子コンピューターが現れてもブロックチェーンではないので耐性があるとされて、

    値段が500倍になりました。
     

    暗号通貨を日々チェックしている方なら、

    IOTAがいきなり上位にランクインしたことは印象的だったと思います。
     

    しかし、そんな期待されているIOTAも、

    まだ実在していないために正確な判断はできない

    というのが実際のところです。
     
     
    要するに、期待値だけで500倍の値を付けたというわけですね。

     
     
    そんなICOが、

    中国で禁止され、

    韓国でも禁止され、

    シンガポールやマレーシアでも禁止の方向になっているらしいでのです。
     

     

    ICOを実施する際にも問題点がある

     
    それは、ICOトークンの発行量だけを単純に決めている場合も多いと、

    野口先生は指摘されています。
     

    と言うのも、そもそもの需要曲線がわからないんですね。
     

    それがわからずして発行量を決めているところが多く見受けられるようで、
     
    発行量が需要曲線の上に乗っているかがわからないのです。
     

     
    ICOでトークンを売り出す際は、

    事前にしっかりリサーチしたり、

    オークションやアンケートなど導入して

    選定すべきであると思われるのです。

     

    ICOが有望な資金調達方法であることには変わりない

     

    しかし、それでもICOは有望な資金調達の手段である、

    と言うことができます。

     

    大切なのは、

    今のICOの方法を改善すること
     
    なのです。
     

    具体策としては、

    ホワイトペーパーに記載する事項を明確にルール化したり、

    取引所が責任を持って上場を選定する、

    などの対策ができれば、ICOの透明性も改善されていくと考えられます。
     

    中国のICO禁止は愚かな考え

     
    9月の中国ICO禁止のニュースは

    業界に与える影響も大きく、

    それもあってビットコイン価格も大きく下落することになりました。
     
    (すっかり値段を戻しましたけどね。)

     
     
    この中国の対応に対しては、

    肯定的な意見もネット上では多く見受けられました。
     

    ICOは詐欺的なものも多いことから、

    中国のICO禁止は業界の浄化に貢献する

    という考え方からです。
     

    しかし、野口先生は違いました。
     

    中国のICO禁止は、

    中国の優良なスタートアップ企業が育たなくなってしまう要因になる

    と指摘されていました。
     

     
    その点を踏まえて、中国のICO禁止は優れた判断ではないと考えられます。
     

     

    日本におけるICOの問題点

     

    日本でのICOの受け取られ方と言えば、

    新しい金儲けの手段である
     
    としか捉えられていない点が問題になっています。
     

    ICOというのは、そもそも資金調達の手段であって、

    金儲けにこだわるようなものではないのですね。
     

     
    そして、最も問題なのは、

    日本でICOをやって資金調達をするまともなプロジェクトが現れていない

    というのが大問題だと指摘されていました。
     

    ICOはどこが儲かるか??

    という点にばかり注目が集まり、

    ICOを利用してこんなプロジェクトを実現させたい!!

    というものが現れないんですね。
     

     
    そんな日本に対してドイツを引き合いに出し、

    ドイツではたくさんのICOのスタートアップが出現してきていることを

    おっしゃっています。
     

    ドイツはIoT絡みが強くなってきており、

    元々はものづくりの国として似ている部分があった日本とドイツも

    ここ数年で変化がしてきていると言います。

     
     

    まとめ

     
    ICOについて、改めてこういったお話しを聞くことができる

    というのはなかなかない機会ですので、

    非常に勉強になりました。
     

    日本でのICOの環境改善や、

    画期的な新しいプロジェクトが出現したらいいなーと思います。
     

    今回の野口悠紀雄先生の講義は定期セミナーですので、

    次回もまた参加したいと思います。

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